Windows/Office武勇伝 <開発者グループOPEN記念>
個人的にPowerpointでプレゼン資料を作成するときに心がけているのが
1.モデル化
2.ワンメッセージ、ワンチャート
です。
■モデル化
プレゼンテーション資料に時々長文、箇条書きで書いてある資料をよく見かけます。
しかし、プレゼンを受ける方は画面を読んでしまいます。プレゼンって自分自身のアピールでもあるんです。できるだけ自分と自分の差している資料のみを見てほしいし、頭の中ではできるだけ、自分の話していることの意味に集中してもらいたいものです。
そのためには文章、箇条書きを避けます。文章で言いたいことを分解して、メッセージのモデル化をします。
論理をわかりやすく図示してあげます。
そうすると一目見ただけで資料の意味がわかるため、相手を納得させるために効果的です。
■ワンメッセージ、ワンチャート
グラフはシンプルに
いろいろなデータを分析した結果、細かい分析結果がたくさん出てくることがあります。
・A社はここ数年で急成長している。
・B社の売上は2012年度のみ落ちているが、2013年度は平年並みに戻っている。
・C社は高シェアを維持し続けている。
さて何を伝えたいでしょうか。
メッセージがあるなら、それを伝えるメッセージを示すグラフのみを抜粋しましょう。
しかし、本当に言いたいことと、あくまでどうでもいいことは区別せずに、連続して話すと、相手はどちらが重要なことかわからず、混乱します。
分析をする際には全項目の全データが必要ですが、プレゼンの時には不必要なデータ、不必要な部分はカットしてしまいましょう。
もし全データが求められる可能性があるのであれば、最後に添付資料としてグラフをつければ十分です。プレゼンテーション資料としてはごちゃごちゃしたグラフはいりません。
色によって伝える
そして伝えたいデータの部分に関しては他の部分は色で伝えましょう。
矢印等でも伝わりますが、少しでも資料をスッキリさせるために他の部分はできるだけ、モノクロで表現して伝えたいメッセージを含む部分だけを色付けします。
グラフを描く際には不必要な線も消しましょう。色の数も極力減らしましょう。虹色のグラフは一見きれいですが、何かを伝えたいときには向きません。