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バカッターと食品偽装について考える

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昨年の流行語にもなりかけたバカッター問題。飲食店やコンビニ等でアルバイト店員が、ふざけた写真を撮ったツイートが、頻繁に話題になってました。しかし最近はあまり話題にならなくなりましたね。

 

当時影響は甚大でした。大手チェーン、フランチャイズや個人店まで、営業停止を決めたお店や閉店までした店舗もありました。

 

ただバカッター問題の加熱については正直疑問なところがありました。

飲食店でのアルバイト経験のある人なら誰でもわかるとは思いますが、バカッターで問題になった行為は、アルバイト個人の意思で実行しようと思えばいつでも実行可能な範囲の行動であり、店側の管理不可能な範囲にあると思ったからです。


確かにアルバイト店員によって公開された行為は、飲食店の衛生面に影響しそうな問題です。

しかし、アルバイトの管理・教育以前の素行とIT知識とモラルの問題であり、いくら店側が面接で素行の悪そうな人を排除可能だと言っても、そこまで面接で猫かぶってる人を判別しようがないので、正直いくら努力しても店主が管理不可能だと思うんです。

 

その割にネットでの晒し上げ等の社会的制裁のが非常に強かったと思います。

 

対して冬に話題になった食品偽装

大手ホテルや高級レストランまで、なぜか便乗して偽装を公開してましたね。社会的インパクトの大きさの割に逮捕者どころか営業停止すらありませんでした。

食品偽装については元をたどれば、店主の悪意しかありません。個々のお店で素材を見ている調理者とメニューの設計者は確実に気づいていたはず。なのに問題化しなかった。密告もなかった。

 

食べても気付かないからと安い食材を使い、偽りの看板を掲げて客を寄せて利益を上げようという悪意。

以前問題になり、営業停止処分となった賞味期限や産地の偽装とは違い、客にマイナスの影響はないだけで、バレないからということで偽装する意味では同等に悪質だと思う。

 

その割に社会的制裁は不十分?一気に多くの店が便乗したことによって、個々の問題から業界の問題のようにすり替えられた節があります。

 

 

以前農薬使いまくりの中国食品に対して、日本の食品は安全だと言っていましたが、本当にそうでしょうか?

中国産を国産野菜として使われていても、調理されていればわかりませんよね?

 

偽装についてまだ明確な対策は出されていないので、現実に沿った対策を期待します。あと罰則がないと、ノーリスク、ハイリターンになってしまいますよ。