ギリシャの事実上のデフォルト状態が連日話題になってます。日本の株価だけではなく、世界中に影響を与えてます。
本日いよいよ重大イベントの国民投票が実施されるんです。
簡単に今のギリシャの状況を説明すると、こんな感じです。
- ギリシャの財政赤字発覚
- EUが金銭的にサポートすることでデフォルト回避
- EUはギリシャに借金返済と緊縮財政を要求
- ギリシャ財政実行したけど、国民不満
- 緊縮策に反対のチプラス政権誕生
- 緊縮策実行に 賛成or反対の国民投票実施 ← イマココ
傍から見ると、
「自国の怠慢で招いた財政危機だから、自国で緊縮策を実行するのは当然の義務だ。まして緊縮策に反対するなんて無責任すぎる!」
とも思えます。
しかし、本当にそうなんでしょうか。
ギリシャは最盛期で労働者の5人に1人が公務員だったほど、公務員の人数が多く、待遇が手厚かったということが話題になっています。
確かに国全体とすれば怠慢でしょうが、それは政府側であって、国民全体がその恩恵を受けていたかどうかは疑問です。
日本に置き換えて考えてみました。
現在の日本を見ると税収が増えていないのに、借金ばかり増えていく体質が変わっておらず、将来の支出に当てる財源に不安しかありません。
日本だってデフォルトはありうると思ってます。
もしデフォルト状態になったとしたら、どうなるでしょうか。
当然借金を使っている時に恩恵を受けた人は緊縮財政等、協力する必要があるでしょう。
しかし、バブルを経験していない現在30代以下の人はその借金の恩恵を受けている人だといえるのでしょうか。
大学を出たときから就職氷河期で冷遇、給与も低い状況で、国家が破たんしたと言われ、「自分の国の借金だから、国民全体で返せ」と外国から言われて納得できるでしょうか?
納得できない人も多いと思います。
そう見るとギリシャの詳しい状況をもっと理解しなければ、簡単に意見を言えないなって思いました。