最終回でしたが・・・
本日9月25日に終了した連続テレビ小説「まれ」。
なんかあっけなく終わってしまいました。
完全に惰性で見てはいたんですが、過去最高に微妙な出来だと感じました。
とてもあまちゃんのようにあまロス症候群にはなりそうもないですね。
ヒロインはかわいい。演技は悪くないと思う。
完全に脚本と監督だと思う。
いろいろ突っ込みどころが満載でした。
それでもまれが結婚するまではそれなりに一貫性があってよかったと思ってます。結婚してからが違和感満載でした。
・なぜ期間も決めずに女将の仕事を引き受けたのか。
パティシエの修行の大事な時期でありながら、なぜ無期限に女将を手伝うということをしてしまったのか。
てっきり視聴者はそこでパティシエをあきらめたつもりだと思ってました。
・なぜいきなり姑が出てきたの?
なぜいきなり姑が出てきて、ベタな嫌がらせをするという展開になったのか。
今になって思い出すとあのエピソード必要?って思います。
・なぜ計画的なまれが意図せずに妊娠したのか。
まれが時折取り出して声を大にして解説していた人生計画とはなんだったのかと視聴者が愕然とした瞬間だったと思います。
・なぜまれは急にパティシエの夢を思い出したのか。
視聴者は子供ができた時点であきらめたもんだと思ってたよ。
・なぜ父親はいきなり失踪して、出てきたのか
元社員への償いのためという感じでしたが、償いをするために距離を置いているという描写はありませんでしたし、償いが終わったからじゃなく会いたいから現れたという印象でした。
しかも、それをみんな温かく受け止めすぎ。ドラマだけど、あまりに人間の心理描写が単純すぎるでしょう。
・なぜまれと一子はいきなり親友に?
あれだけの確執を見せておきながら、あっさり親友ってのはないでしょう。
一子もそうだけど、一徹も職をコロコロ変えすぎてて、なんか登場人物の夢に一貫性がない。
・まれと圭太の夢はいいとして、他の人の夢は?
お母さんはなんで輪島塗してたの?
圭太の最近の仕事っぷりは?
描かれてないことが多すぎる。夢がテーマじゃなかったの?
他にもいろいろ山積み
あと終わったままでも描かれていない問題が多数山積みです。
・お兄ちゃんが好きだった美南ちゃんの問題は?あれで解決したの?
・一子と洋一郎は?
・高志のまれのお母さんへの気持ちは?
・大輔と大悟の親子の確執は?あれで解決?
・大輔のまれへの気持ちはいつおさまりがついたの?
・モノマネ得意なパティシエ後輩はどうなった?
・お父さんへ嫌がらせしていた元社員のその後は?
ときおり意味不明な大合唱で収まりをつけさそうという無理な展開は最終回まで続いていました。
個人的にドラマとかの脚本に関しては「広げた風呂敷は、丁寧に閉じてほしい」という気持ちがあります。
取り上げた問題は解決させる必要がある。なんとなくそのまんまってずるいなあ。
一週間でそれなりに盛り上がって、週末にひと段落つけば朝ドラとしてはいいのかもしれませんが、あまちゃんのクオリティを見た以上、その後に続く作品もこだわってほしいなと思いました。
なんせ15分×156回で39時間も見てるんですからね。