シャープの社内製品購買運動が話題になってますね。
確かに自社員に自社製品の購入のノルマを課すというのは、追い込まれた会社の取る政策という感じはします。
そんなにいいイメージは受けません。
しかし、言うほど悪いかなっていう印象を受けました。
だってまだシャープ製品って選択肢ありますよ。
吉野家みたいにメニューが限定されてる会社で自社の商品を買えっていうのとはまた全然違うと思います。
それに、同じ家電メーカーであっても、ソニーやアップルだったらどうゆうイメージでしょうか?
自社製品を買うだけで、数%でも現金還元されるならむしろうらやましいって思いませんか?
なぜシャープ製品購買運動が悪いイメージかというと、それは「シャープの製品に魅力が薄いから」に尽きると思います。
でもそれってシャープの人が作ったものですよね?
シャープのメインは一般消費者向けの家電製品なのに、自分たちが欲しいと思える機能・価格のモノを作ってこなかったんですかね?
「自分たちの欲しいものを作る」という基本を考えるいいきっかけになるんじゃないかなと思いました。
ロボホンみたいに、変に「差別化」「市場の開拓」「モノのインターネット化」とかしか意識して「技術」を詰め合わせたら、「誰も欲しくないモノ」になってしまったってオチじゃないですか?
アップルのジョブズも自分が欲しいモノを作るためにiPodのプロトタイプをひたすら持ち歩いて、自分が便利なように改良したというエピソードもあります。
個人的には自分が使えるモノに関わる会社には属してないので、「自分たちが欲しいものを作れる」環境にあるシャープの社員の方は正直うらやましいですよ。
ぜひこの機会を機に「自分たちが欲しいと思える」モノを作れる会社になってほしいと思います。