今週のお題「今年買ってよかったもの」
なんだろう?
断捨離をするようになってからは、あまり買い物は頻繁にしなくなったんですよね。
その代わり一つ一つの買い物にこだわるようになったので、思い出せばいろいろありそう。
しかし
今年一番大きなインパクトがあったのはやはり「仮想通貨」です。
仮想通貨、ビットコインというと、ニュースでよく聞きますが、実際に手を出している人は少ないのではないでしょうか。
世間では「危険」「バブル」「詐欺」「暴落」でとてもリスキーというイメージがあるみたいですね。
というか僕も実際に始めてみるまで悪いイメージしかありませんでした。
いや、今でもまだバブルじゃないかという疑念は完全には払えていません。マイナーなコインの中には詐欺の臭いのするもコインだってあります。
しかし、そんな差し引いても魅力の方が大きいですね。
僕が仮想通貨を始めた理由
仮想通貨を始める前にクレジットカードや銀行口座にはとことんこだわり、お金の使い方、貯め方に整理もついたところでした。
次は何か資産の運用方法を考えたいなあとおもってました。
投資信託のために、証券会社に口座も作成したりもしてました。
そんな中、あるニュースサイトで「株や不動産など変動の影響を受けないビットコインも資産ポートフォリオの一部としてはアリ」という記事を見たことでした。
それなら少しは持っておこうかなあとおもった僕は興味本位で仮想通貨取引所のホームページにアクセスして早速口座を開設しました。
目的は「ビットコインを長期保有すること」
どうせ銀行に預けても自然に増えるわけでもないし、かといって株価を毎日チェックするのも嫌だし、数年後に価値が上がってたらいいなあって気楽に考えてました
ビットコイン価格上昇、そしてチャイナショック
僕が実際に購入したのは9月の初め。ビットコインの価格は50万を切っていたころでした。
実は最初から大きな失敗をしてます。
1ビットコイン=47万円から48万円を前後していたので、少し安くなったら買いたいなと思いつつ、なかなか安くならず結局50万円になってしまいました。
仕方がないので少し落ち着いたタイミングで購入。手数料込みで購入したので1ビットコイン51万円ほどでした。
その後もビットコインの価格は順調に上がっていきます。
気が付けば数%簡単に上がりました。含み益がいきなり「数万円」ということにいきなり興奮しちゃってました。
そして55万に上がったとき、「1週間なのに10%も上昇した。これはさらに上がるはず!」と思った僕は買い増しをしたんです。
その直後に、ある事件が起きました。
・中国の取引所は9月末で閉鎖
・JPモルガンのダイモン氏が『ビットコインは詐欺』発言
この2つのニュースにより、ビットコインは大きく下落します。いわゆるチャイナショックです。
ビットコイン価格含めた仮想通貨全体が暴落し、いつのまにか1ビットコイン=45万円。
その時はまだ「すぐ戻るはず!」と楽観的な考えでした。
しかし、その後もますます下落してついに1ビットコイン=35万円を切ったのです。
投資に不慣れだった僕は「これはやばい」「ビットコインは本当にこれで終わるのかもしれない。それにもっと下がるのかもしれない。それだったら今売っておこうか」という不安がわいてくるようになりました。
平均購入額が55万円で購入しているため、30万円に下がったときには1か月分の給与が超える損害でした。そしてその状態で狼狽売りをして現金にしてしまったんです。
手元にあるのはただ元から大金が減っただけの状態でした。
実際たった2週間で2か月分の給与の手取りが資産から減ったんです。
「俺はなんて危ないものに手を出して損してしまったんだ」という気持ちがわいてきました。
そしてビットコインはその後上昇に転じます。
「本当にまた上がっていくのか?中国マネーが入らないようじゃもう将来性ないんじゃないの?」
という不安でもう一度買いたいとはすぐには思えませんでした。
しかし「損を取り返したい」という気持ちがわいてきて、もう一度購入することにしました。
その時にはビットコインは40万円でした。
アルトコインの誘惑
仮想通貨にはビットコインの他の仮想通貨=アルトコインもあります。
そしてビットコインより値動きが激しいことで知られています。
寝戻しが大きい通貨を見つけました。それはライトコインでした。
ライトコインはチャイナショックの前に12000円近くまで上昇していたのが、当時4000円まで下落してたんです。
ビットコインが元の値段50万円に戻る時に40万円で入手したビットコインを手にしていても、1.2倍になるだです。55%程度になってしまった資金が70%になる程度です。損は取り戻せません。
しかし、もしライトコインが12000円まで戻れば、3倍です。
55%になってしまった資金も160%になってプラスに転じる!という考えが頭に浮かんだんです。
そして僕はビットコインを全部売って、ライトコインを購入しました。
「これで逆転できるはず!」という期待をしていました。
しかし、予想は見事にハズレました。
当時9月後半から10月にかけてはビットコインが価格を上げており、アルトコインは低調でした。
ビットコインがチャイナショックの前の価格(55万円)に戻っても他のアルトコインは以前の価格に戻ってなかったんです。
それは今になって思えば、アルトコインは8月までに暴騰していたことが原因でした。
するとモナコインという通貨が取引所に登場して、100円から200円までの上りを見せていました。
調べてみると日本製で性能も良い通貨ということです。持っているライトコインをベースにしていながら、さらに性能が良いということでした。
そして損を早く取り返したい僕にとって、魅力的なのはその上昇率でした。
しかし、この上昇がいつまで続くんだろう?という不安も当然ありました。
そしてTwitterなどの情報を見てみると「モナコインは1000円まで上がる」という書き込みなどもあり、モナコインに期待するようになっていました。
そしてライトコインを全部売って、モナコインに変えました。当時モナコインは400円でした。
モナコインの暴騰イナゴタワー
モナコインは狙い通りどんどん上昇していきました。
チャートを見るのが楽しくてたまりませんでした。
そして900円まで上がり、なんと50%前後まで落ちていた資金が2倍になったので、損が全部消えてしまったんです。
「よし!判断は間違ってなかった!」
という自信満々で有頂天になった自分がいました。
そして書いたのが前回の記事です(笑)
「よし、もっと上がるだろうからずっと持っておこう!」
と思ってました。そしてそれを実践しました。
するとモナコインは暴落です。
当然ですよね。100円から一気に900円になったんです。
それは本来の価値を超えて単に一時的に価値が上がっただけ、上昇相場に群がる人々をイナゴと呼び、その上昇相場のことをイナゴタワーと言いますが、見事にモナコインはイナゴタワーを作り、価格は400円まで下落しました。
損が消えたのは一瞬でした。
また元に戻ってしまったんです。
しかし、モナコインは上昇をしばらく見せません。
他のコインはどんどん上がっていきます。
絶望再びです。
勉強することにした
これだけ失敗続きで結局元の資金の半分になっていた僕は、なんとなくの雰囲気でコインを買うことから卒業しないといけないなとさすがに感じました。
・チャートについて学ぶ
・株式投資の心得について学ぶ
・コインについての情報を得る
本を読んだりTwitterやYoutubeを見たりしました。
そして基本的な株式投資についての基本知識と、チャートの分析方法、コインに関するバックグラウンドを学んだんです。
ブロックチェーンや他アルトコインの取り組み、そして今行われていることについて学びました。
というかよくそれまで何も知らずに大金をつぎ込んでたなと思います。
ビットコインキャッシュを購入、そして原点回帰
ビットコインキャッシュというアルトコインがあります。
これはビットコインの分裂によって生まれたもので、ビットコインに非常に性能は近いのですが、ビットコインの10分の1以下の価格でした。
ビットコインより優れているところもあるのに下がっているのはおかしいと感じて、購入してみました。
すると無事その後上がってきました。乱高下はしましたが、購入価格の倍以上にはなってくれました。
そして無事損失を埋めることができました。今はなんとか利益が出る状況まで回復しました。
まとめ
この3か月の経験から伝えたいことをまとめてみました
・ビットコイン、仮想通貨は世間のイメージほど危なくはないと思う
・相場が乱高下するので、それに耐えられる精神力があることが必要。もしくはチャートを見ないこと。
・そして狼狽売りは絶対にダメ。
・余剰資金でやること。
を徹底すれば悪いモノではないと思います。
ただし当然リスクはあります。
僕みたいに「年内に2倍になる」とか怪しい文句に誘われたらダメです。そんな根拠はどこにもないです。
仮想通貨は暗号通貨と呼ばれているブロックチェーンを利用した一つの形です。
投機に使われていますが、徐々に実用化に向けた動きもあります。
ビットコインでの取引が可能なお店も増えてきています。
しかし、2017年中に10倍になったという実績はあります。
そして2013年から高騰、バブルと言われていますが、今まで上昇を続けています。
正式に登録されていない取引所を利用したり、しなければ大きく損をすることはないかと思います。