仮想通貨は投機。
良く聞く言葉です。
マネーの公理という本によると、「投機も投資も単なる呼び方の違いで中身は同じだ」という解説がありました。
それは株式投資の話であり、FXや仮想通貨をイメージはしていないでしょうけど。
すごく納得しました。
株式は投資で、FXや仮想通貨は投機というイメージです。
投資は社会インフラの整備に貢献するが、投機は社会に貢献していなくて個人のお金儲けであり、悪なのか?
いや、そうではないと思います。
決して自分が仮想通貨をやっているから、肯定したいわけではないです。
何が社会に貢献しているかなんてとても曖昧だからです。
目的が違う?
株式投資をやっている人の中にも目的がお金儲けの人もたくさんいます。
株主優待や配当が目的で、自分に役に立つ特典のために投資をします。
仮想通貨投資の中にはブロックチェーン技術の社会への貢献を願っている人もたくさんいます。
うーん。結局、なんだかんだで資産運用と言っても、お金を稼ぎたいという目的では一緒じゃないでしょうか?
社会への影響が違う?
確かに株式投資は会社の運営資金を出しており、会社の成長を促しているでしょう。
しかし、それがゲーム会社であった場合本当に社会に貢献してます?
娯楽産業であった場合、社会に貢献しているんですかねえ?
新技術の開発よりも価格競争に力を入れ、人海戦術でシェアの奪い合いに力を入れている会社が社会に貢献してますか?
FXはさておき、仮想通貨も新しい決済手段の普及に貢献しているとは言えなくもないです。
社会への影響という意味でもとても差って曖昧だと思います。
確実なこと
一つだけ言えることは、お金持ちは社会に間違いなく貢献しているということ。
税金も高く払っており、消費金額も大きい。
これ以上の社会貢献ってあるでしょうか?
投資家も投資家もお金持ちであるだけで、社会に貢献してます。
税金と消費って労働よりも社会に貢献している行為だと思います。
汗を流す労働は美徳という日本で言うと、変に思われるかもしれませんが。
労働ってそんなに価値がないと思うんですよね。
真に生産性のある仕事をしている人はごく一部で、大半の労働って競合他社とのシェアの奪い合いだったり、価格競争だったり。
過当競争の結果、製品の品質が過剰品質だったり、ユーザーが求めてない付加価値の付与だったり。
メインがそれって社会に貢献してるって言えますか?
インフラ系の携帯電話会社すら、シェアの奪い合いでキャッシュバック等が過熱していました。そんな会社に投資している人は価値を生み出しているんでしょうか?
安いコストで機械に置き換えられる仕事も現時点でもたくさんあるでしょう。
自分の労働が社会に貢献できているのかは疑問がありますが、税金と消費だけは確実に