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サービスの出口戦略を考える

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Flickrのサービス改悪の自分の反省点について振り返ってみました。

 

今回一番学んだことは「クラウド系のサービスは出口戦略を考えておかないといけない」ということ。

 

便利なサービスってついつい試してしまいますが、内容の変更、値上げ、終了というリスクを考えておく必要があります。

 

特にデータを蓄積する系のアプリは。

 

ミニマリストしぶさんの本の中に「物の出口戦略を考える」というのがありました。


物の出口戦略とは「物を買うときに、捨てるときのことを考慮して買う」ということです。

 

そのため、売りやすいもの、捨てやすいもの、手放しやすいものを買うことはミニマリストにとって重要な要素だと共感しました。


サービスでも同じことが言えますよね。

 

 

Flickrでの失敗を振り返る

Flickrは写真バックアップの一番重要なところに置いていました。

 

iPhoneをベースにdropboxとFlickrに全部アップロードした上で、dropboxとiPhone内の写真をそれぞれ整理していました。

 

・ iPhone   各イベントのお気に入りのみ

・Dropbox 各イベントごとの約半分

・Flickr   オリジナルサイズのすべての写真 

 

オリジナルサイズなので、1枚10MBを超える写真もあります。


サービスが終わってしまうとサービス内でした作業の大半が無駄になってしまいます。


Flickrで言うとアルバムとセット、タグの整理に時間をかけてきたことが無駄です。


データ量が膨大で、全体をダウンロードするにも時間がかかるし、厳選してダウンロードするにも写真を選ぶ膨大な時間がかかる。


しかも1回に500枚しかダウンロードできないから、50回に分けないといけないとかめんどくさすぎます(笑)

 

何がいけなかったか。

その原因は

・写真データが厳選されていなかったこと。

・データ量が大きすぎたこと。

です。

 

つまりそもそもオリジナルデータを全部保管しようという発想がよくなかった。

 

Amazon Prime Photoなどを使えば可能ですが、結局プライム会員を辞める時が来たら、いずれ取り出さないといけなくなります。

 

物が多すぎると身動きがとれないってのは、実際のモノでもデータでも同じですね。

 

たとえば2TBのデータを持っている限り、2TBのHDDの管理に手間をとられてしまう。

 

収納スペースがあればあるだけモノを増やしちゃいますからね。

 

Flickrの有料化は予想外でしたが、今後もあるでしょう。

 

クラウド系のサービスが今後もすべて残るとは思えません。

 

データもサービスも少ないのが一番いい

もしそのサービスが終了したら?

ということを考えておけばすごく気楽にサービスを利用できますね。

 

たとえばEvernoteはOneNoteへの移行ツールがあります。

 

Google Photoを始めGoogle系のサービスもデータを全部ダウンロードする機能があります。

 

データがそのまま抽出可能であればサービス終了時にも困りません。

 

「後のことを考えすぎて、今快適なサービスを使えない」というのは本末転倒ですが、
いつサービス終了にあたって、乗り換え作業、抽出作業が楽なようにしておくことは重要です。

 

つまり 

利用するサービスもより少なく、
データ量もより小さく、ファイル数は少なく

ということが一番いいということですね。

 

サービスが終了したとしても、万が一があっても対処可能ですね。


TO DOアプリやカレンダーアプリなどは振り返るというよりも一時的なスケジュール管理が目的なので、もしサービスがなくなっても困ることなく代替可能でしょう。

 

問題なのはデータを蓄積する系です。

 

日記アプリやブログも同様ですね。

 

Day OneもUIが素晴らしく、とてもきれいな日記、ライフログを残せます。


DayOneは定番として人気のため、数年でサービスが終わるとは今のところ思えません。

サービスが終わる時のことも考えてバックアップを取るなり、覚悟をしておくなりしておかないとなあ。

 

かといって、新しいサービスを利用する探究心は失いたくないなあ。