これまでマイクロフォーサーズのオリンパスOM-D E-M10を使用してきましたが、今回はマウントの乗り換えで、富士フイルムXマウントのX-T1を購入しました。
E-M10を手放して完全にXマウントに移行するかどうかはまだ迷ってます。
散々同じマウントの上位機種であるO-MD E-M1と迷いましたが、X-T1の購入を決断した理由を書いていきます。
レトロなデザイン
まずは富士フイルムのカメラのデザインです。
デザインを魅力的に感じない人であれば、富士フイルムのカメラの魅力は半減するでしょう。
このレトロな重厚感のあるデザイン。
オリンパスのE-M1はE-M1でやや現代風なデザインを取り入れているとこもいいんですが、X-T1を見ているうちにだんだん富士の無骨さに惹かれました。
操作ダイヤル
富士フイルムのカメラには他メーカーと異なり、上部にモードを切り替えるダイヤルがありません。
その代りに、ISO感度、シャッタースピード、露出の操作ダイヤルがあります。
数値にするか、A(オート)にするかそれぞれ合わせます。
最初はこれまで使っていたオリンパスと比べて、勝手が異なるので、少しとまどいましたが、各モードの意味を理解すれば慣れるのは簡単でした。
他メーカーは電源を入れる前に設定を変更できないということがありますが、
電源入れる前にこのくらいかなって確認できるのがいいです。
ただ全くの初心者には少しハードルが高いかもしれません。
でも完全オートの、プログラムモードでも撮ることはできますし、初心者の方でも
いずれマニュアルモードで撮れるようになりたいって方にはオススメです。
センサーサイズと軽量のバランス
これが決め手でもありました。
通常はセンサーサイズが小さい方が当然軽量化できるんですが、
APS-Cのセンサー搭載の富士フイルムのX-T1は、オリンパスのマイクロフォーサーズフラッグシップのOM-D E-M1と比べても軽いんです。
サイズも小型です。
小型軽量であることはシャッターチャンスが増大するため、正義以外の何物でもありません。
富士フィルムの画
富士フィルムの記憶色と言われてますね。他のメーカーと色を作るセンサーが異なるようですね。
色味とか画っていうと富士の大きな魅力の一つではあるんですが、好みもあるので説明が難しいです。
しかし、自然な発色とホワイトバランスの信頼性が高いことは客観的に見ても確かです。
ほとんどの場合がホワイトバランスがオートでいけます。
キャノンやペンタックスの画はバッチリメイクの美人を見ているようなんですが、
富士フイルムの画はナチュラルメイクな美人を見ているようで、好みに合ってました。
パンチ力はないんですが、見てて疲れないというか。
女性の顔の好みと同じで、単に富士フィルムの画に合ってたからでしょう。
それぞれ人の好みがありますので、絶対的なメリットだとは思いません。
僕は富士フィルムのカメラの作例を見て、人のポートレートの自然な発色や、風景写真の自然な緑が魅力的だと感じました。
X-T1の悪い点
いいところばかりではないので、悪い点も。悪い点も受け入れられるカメラを選ぶべきだと思います。
日中のEVF視認性
Amazon等、多くのレビューに挙がってますが、ファインダーの昼間の明るい場所での視認性が悪いです。E-M10よりEVFの画素は向上していますが、日中の太陽の下での撮影はファインダーが正直見にくいです。僕はその場合はライブビューでの撮影をすれば問題はありません。
これだけはE-M1にはかなわないでしょうね。
XF 18-55 2.8-4の最短撮影距離、E-M1のレンズZUIKO 14-40 2.8 PROは0.2mなのにこのレンズは0.3mです。この10㎝って大きいんですよね。
なぜE-M1にしなかったか。
X-T1を選んだ理由の裏返しにはなりますが、
・センサーサイズの割に大きい点
X-T1よりも重くて大きいです。
・E-M10と比べてそんなに変わらない気がしたこと。
E-M1も良いカメラなんですが、E-M10と画素数もそれほど変わりませんし、画像処理エンジン、センサーが同世代なんですよね。
E-M1を購入するよりもPROレンズを単体で買った方がいいのかなと思いました。
・電源オン/オフが左側にスイッチがあること。
これは一番大きいです。片手で操作が完結しないのはやっぱり不便ですよ。
うーん。なかなか完璧なカメラってないですよね。
だから物欲が尽きなくて困ります。
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