photo by aprillynn77
カメラの世界って無意識的なカースト制度的なのありますよね。
写真を愛する人ほど、お金と手間を掛けるべしという規律のあるカメラ教のカースト制度を高貴な位から順に並べると、
っていう階層社会です。
まあ裕福な人ほど自然と上の階層に行くため、リアルなカースト制度としての納得感もあります。
上の階層から、下の階層はカメラへの信仰心が足りないと思われてます。
「ミラーのない一眼なんて一眼レフじゃない。」
「センサーサイズの小さいカメラの画質なんて信用できない。」
「光学ファインダーがないなんて、一眼レフじゃない。」
ライブビューでもカメラに目を当てることなく快適に撮れちゃうけどね。
ミラーレスのフルサイズもあるけどね。
むしろ逆転してるかもしれませんよ。
カメラのコンクールや雑誌上の投稿などで上位に入賞している人たちを見ると、フルサイズ一眼レフの写真家が占めてます。
しかしその中に混じって高級コンデジで撮った写真で入賞してる人もいるんです。
写真は好きだが、カメラ機材にこだわらない写真を愛する人たち。憧れです。
それと比べるとボケさせたり、カメラの性能ありきでいい写真を撮ってる人ってある飛び道具を使ってるようなもんですよね。
いや、別にスポーツの世界のドーピングのように悪いことだとは思いません。ある技術は使えばいいし、高い次元の芸術のためには必要だと思います。
しかし、そんな飛び道具が飛び交う中で、あえて素手で戦うようなロマンももっと評価されてもいいんじゃないかなあ。されてるのかなあ?
あと一眼レフが好きな人に限って高級コンデジの知識は薄かったりします。
一眼レフのいいとこで、「広角から望遠まで、レンズを選択できるのがいいんだよね」ってドヤ顔をする人もたまにいますが、35mm換算で24mmから960mmまで、さらにその倍の1920mmまでズームできるコンデジがあることを知らない人もいます。
ポケットに収まるサイズの何でも撮れるカメラも間違いなくカメラの最適解の1つですよね。
Canon デジタルカメラ PowerShot SX720 HS ブラック 光学40倍ズーム PSSX720HSBK
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まあ、そんなに上位カーストと違ってボケませんけどね。
僕の中ではボケって飛び道具だという認識もあるので、コンデジでカメラコンクールに入賞する人こそ実力者で真のカメラマンですよ。
全部くっきりしたスマホの写真でも、
ちゃんと主題を伝えられる。
対象を美しく引き立てる。
後から見ていい思い出になる。
端っこに写ってしまったものを見て笑える。
そんな写真を僕は撮りたい。