オデッセイの映画を観て、興奮冷めやらず、原作を再び読み始めてしまったMOJIです。
文庫本だと上下巻に分かれていて嵩張るので、購入するならKindle版が読みやすくていいと思います。
また映画だとリアルタイムにストーリーが進んで主人公の様子が描かれていますが、原作は主人公の残したログ(というか日記)をつなげた文章です。
最初の導入がいきなり印象的でした。
主人公ワトニーは、火星探査ミッション中に起きた事故で仲間から死んだと思われて、火星に1人置いてけぼりにされてしまいます。
そこで何年後に読まれるかわからない人に向けてワトニーはログを残しているんです。
自分は事故では死んでいなかったと。
さて、そこでワトニーの置かれた状況といえば
- 地球への連絡手段もない。
- 地球への移動手段もない。
- 食料も2か月の滞在予定分しかない。
- 住居は1か月の耐久性しかない。
- 住居が壊れれば死ぬ。
- 酸素変換器がなくなれば死ぬ。
- 水の蒸留器が壊れても死ぬ。
最初から問題が山積みです。
一つ一つ解決しても、地球に帰れる見込みもない。
運が悪ければすぐ死ぬ。
そんな中主人公は一つ一つの問題解決に挑みます。
その様子は科学を武器に、自分の持ち物、火星にあるものを駆使しながら、無駄なくパズルを解くようで、爽快です。
途中からも、
- 畑を作りたいけど、バクテリアがない
- 大量の水がない
- ヒーターを使わないと寒いけど、使うと燃費が悪くてどこへも行けない
などなど問題がでてきます。
後半にはもっとスリリングな難題も。
どう科学と知恵と限られた物資で切り抜けるのか。
この課題解決能力は実生活でもためになると思います。
ぜひ理系の人に見てほしい映画です。
いや、やはり原作を読んでほしいです。