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12年間使ったEvernoteから離れることにしました

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2011年から12年間Evernoteを利用してきましたが、2023年12月のフリープランのノート数・ノートブック数の大幅制限を機に利用を辞めることにしました。

 

今回はそのことについて書きたいと思います。


Evernoteについては10年以上は課金を継続してきて、常にホーム画面に置いてきたお気に入りのアプリでした。

 

日記や写真やウェブクリップなど、あらゆる記録をひとまとめにできるので、便利だと思い使用していました。


ただ今回の大幅改悪に衝撃を受けてEvernoteをやめることにしました。


理由は4つあります。

 

1.いつかは無料に切り替えて使用しようと思っていた


これまで課金を継続してきた理由の一つとして、フリープランに切り替えたとしても、課金時にアップロードしていたファイルには制限がないため、無料に切り替えて使用を継続することも可能でした。

 

そのため記録を長期で蓄積していく場所としての安心感がありました。


今回の改悪によって、新規ノートの作成ができなくなり、無料での使用継続は厳しくなりました。


参照用としてしか使えないですし、参照用としても動作が遅いので不満があります。

 


ただいつ辞めてもいいという気持ちがあったのとEvernoteを応援したい気持ちで、課金を続けててきました。


今回の改悪により、課金の継続が必須になり長期の記録を安心して置ける場所ではなくなってしまいました。

 

2.予告や十分な移行期間なしに、Evernoteが制限を行ったこと


これはEvernoteの経営体制への不信感です。


現在フリーミアムと言われるサービスはほぼ残っておらず、現在のままでは継続が難しいことは理解できます。

 

またフリープランでノート数50制限というのはUpNoteと同じであり、決して厳しすぎるとは思いません。

 

ただユーザーに対して猶予期間なしに、大幅に制限を厳しくすることはやりすぎだと思いました。

Twitterなどを見ていると、移行作業を行うためな課金している人もいます。

(2016年にEvernoteがフリープランの端末制限を2台までに限定した際には1か月間の猶予がありましたし、Google Photoが無制限アップロードが終了する際にも数ヶ月前からの告知がありました。)


有料ユーザーに対しても今回と同じような変更をする可能性があるんじゃないかと考えてしまいます。

 

3.求める機能と価格のバランスが合わない

 

Evernoteプレミアムの時は価格相応だと思って課金をしていましたが、パーソナルプランになって現在の月1000円の課金額は求める機能に対して割高に思います。


新機能として、AIクリーンアップやAI検索ができるようになりましたが、使っていません。


タスク機能は便利だと思いますが、なくても問題ありません。

ホーム画面は利便性よりも課金要素を作るために作成したんじゃないかとも思えます。

不要な人には表示されないようにして欲しいです。

 

過去のプラスプラン(月400円)の契約者はプラン更新が可能でしたが、継続更新が不可能になったようで、Evernoteとしてはワンコイン程度のプランは出す気がないことが明白になりました。


また動作面での不満もあります。今のEvernoteは一時期に比べて不具合は減ったと思いますが、変わらず同期が遅いこと、閲覧しただけで更新されてしまう問題については対処がされていません。


Evernoteの機能全体を見れば(動作速度の問題を抜けば)年間1万円というのは、決して割高ではないことは理解してます。

 

ただ自分の求める月300MBくらいアップロードが可能なOSに依存しないクラウドメモという機能に対しては割高に感じてしまいます。

 

これまでは課金を中断してもいいということが、逆に課金のモチベーションになっていたのですが、課金が必須になったことで、割高感を大きく感じることになりました。

 

4.Evernoteの今後への不安


変わらずEvernoteを使うよって人もいるでしょうが、私のように今回を機にEvernoteの課金を辞めるという人もTwitterなどで見かけます。


また今回の改悪を行ったということ自体が、経営状態があまりよくないということを示しているようにも思えてしまいます。


せめて無料ユーザーの選択肢が増えるようにプラスプランの復活等があれば違っていたと思うのですが、今回のフリープランの仕様変更により、有料プランのユーザーが増えていくとは思えません。

 

ノートアプリ市場全体を見れば、ノートをクラウドで管理したいというニーズ(Evernoteフリープランで満足していた人たちのニーズ)は間違いなくあります。

ただそれに月1000円払う人はごく少数だと思います。

 

フリープランで満足していた人がノート数の制限をなくすためだけに、課金するとは思えません。

 

僕はライフログマニアだったので1000円払っていましたが、Evernoteプラスのプランに切り替えることができるのであれば、切り替えたいとずっと思っていました。

 

僕のように課金ユーザーでも離れていく人も少なくないんじゃないでしょうか。


僕はライフログを中心とした記録をたくさん残していきたいと思っているので、先行きが長くないと思った会社のサービスにノートや記録をためていくのには抵抗があります。


また現在レガシー版にしかない、ノートの一括エクスポート手段がいつ廃止されてもおかしくないことも不安要素です。

 

またノートの制限をしたユーザに対してノートのエクスポート手段の案内がないことや、現行のEvernoteアプリやWeb版に一括エクスポート機能が実装される気配がないことも不誠実に思います。

 

まとめ

以上の理由で、Evernoteはこれまでの記録の閲覧用としては使用しますが、新たにノートは作らないことを決めました。

 

これまでのEvernoteのフリープランの機能があまりにも充実していて、ノート数がほぼ無制限だったのでこれまでのサービスが良すぎたとも思ってます。

 

その便利さがEvernoteの新規ユーザーの受け入れ口ともなっていたと思うので本当に残念です。

 

今後はUpNoteとAmplenoteを併用するつもりです。

 

次回はUpNoteとAmplenoteを使用することに決めた理由を書きたいと思います。

 

ではまた。