RECREATION

ガジェット、キャッシュレス、ミニマリストに関する役立ち情報

UpNoteを使うのを辞める理由1 PDFの問題

前回の記事でUpNoteに完全移行することを宣言して4カ月が経過しました。

 

この4ヶ月間Evernoteに新規ノートは作成せず、UpNoteと他アプリの併用を試してました。

 

結論から言うと、UpNoteへの完全移行は、失敗に終わりました。

 

先に言っておきますが、UpNoteは素晴らしいアプリです。
動作が軽快で、コスパも良いです。
テキストと画像メインでクラウドメモを使いたい方にとってはEvernote代替として最有力候補だと思います。
(実際にnote内でもEvernoteからUpNoteに移行したという記事をよく見ます)

ただ自分の用途では合いませんでした。

大きな理由としてはUpNoteでは画像、PDFファイル内の文字検索ができない(OCR検索機能がない)ことです。

できないことは知っていたのでEvernoteから移行の際に、全てをUpNoteへ移すのは諦めて、アプリで使い分けることにしていました。

OCR検索が必要な画像ファイルをGoogle Keep、PDF書類をDropboxへ移動させて、運用することにしました。

どちらのアプリもOCR検索機能があり文字を認識してくれます。

Google Keepに保存した画像ファイルについては特に問題はありませんでした。

問題はDropboxに保存したPDF書類です。

PDF書類と一言で言っても、家計簿や給与明細等の定期的な記録から、いつか読みたい文献や参考資料まで幅広いジャンルの書類があります。

2つ問題がありました。

 

 

1つめはファイル閲覧性の問題です。

EvernoteではPDFの中身をプレビューした状態でファイルを切り替えることが容易でした。
しかも最初に選択した状態で中身が見えているので、中身を確認するためにクリックする必要がありません。

しかし、Dropboxではフォルダの中にPDFファイルとしてある状態なので、中身を見るために開く必要がありました。

それが1件ならいいのですが、たとえば給与の月ごとの変動や、家計簿の月ごとの収支を見たい場合が問題です。

開いて戻って、開いて戻ってということの繰り返しです。

Evernoteだったら同じノートに保存していればスクロールだけでよかったのに。

そこでまずストレスを抱えていました。

 

 

2つめは保存した書類のことを忘れてしまうという問題です。

 

Evernoteのようなノートアプリは「すべてのノート」からアクセスすれば全ノートをフラットに見ることができます。

 

しかし、Dropboxのようなクラウドストレージはフォルダの中に保存するのが基本です。

 

家計簿や給与などの定期的な記録については、保管場所が決まって、「そこに保存したことを覚えている」ので、参照したいときに参照することができます。

 

問題なのは「役に立つライフハック」「娘に読みたいおすすめ絵本リスト」のような、必須ではなくていつか読みたいという類のファイルです。

 

必要になる機会がなく、検索するということがありません。

 

そのため、自発的に思い出すような仕組みがないとまず読みません。

 

そのようなPDF書類は、どのように分類したとしても1,2階層のフォルダの奥にしまうことになります。

 

最近保存したフォルダを確認したら、最初の頃に保存したファイルのことをすっかり忘れてしまっていました。

 

たった4カ月なのにです。

 

フォルダの中に保存してしまうと、保存したことを忘れてしまうんですよね。

現実でも同じですね。書類を箱にしまうと、まず中身を忘れます。

 

これまで、EvernoteでほとんどのPDFファイルを管理してきましたが、それは検索可能ということと、階層が浅いので自然に目に入りやすいという2点のメリットがあったんだということを再認識しました。

 

やはりPDFはフォルダ構造のクラウドストレージではなく、プレビューが可能で、OCR検索が可能なノートアプリに保存すべきだって結論になりました。

 

そう考えるとEvernoteに戻ったほうが楽だし、快適だという気持ちになりました。

Evernoteに戻った理由はそれだけではないですが、また次の記事にします。

 

それでは。