前回の記事でEvernoteからUpNoteへの移行をやめることを書きました。
UpNoteは現在Evernote代替として人気のアプリです。
でも私の使用用途には合いませんでした。
その理由を一度全部書きたいと思います。
下記のEvernoteにしかできなかったことが理由です。
EvernoteにできてUpNoteにできないこと
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Webからのアクセス
- 検索機能が強い
- OCR検索でPDF、画像内の文字検索
- 20MB以上のファイルの添付
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リマインダー、通知
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リンクの表示の編集
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タグのネスト化、タグに記号を使うこと
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サイズやタグをリストで見ること
- ショートカット、オートメーション、IFTTTの利用可
Webからのアクセス
EvernoteはWebブラウザからの利用が可能です。
UpNoteではでアプリのインストールが必須です。
開発規模的に仕方ないことかもしれませんが、これは地味に不便でした。
検索、フィルタの豊富さ
Evenoteの検索機能が優秀すぎるというのもありますが、UpNoteの検索機能は弱いです。
UpNoteではノートブック検索がノートブック直下のみが対象
たとえば「Diary」という親ノートブック内に「2024」「2023」「2022」といった子ノートブックを作っていた場合、Diaryという親ノートブック指定で文字検索をすると、検索されるのは直下にあるノートだけで、子ノートブック内は検索されません。
つまり、ネスト化したノートブック全体で検索することはできず、
単体のノートブック内or、全ノート対象のどちらかです。
絵文字で検索できない
UpNoteの検索では絵文字を認識しません。
ノートタイトルに絵文字をつけることで、ノートの種類を識別して利用しているため、
絵文字を認識しないのはストレスでした。
UpNoteでは全角スペースを認識しない
UpNoteの検索欄は全角スペースを認識しません。
複数単語を検索するためには半角スペースでないといけません。(そのため、複数キーワードの検索ができないと思っているユーザもいます。)
日本語で検索する機会が多いため、地味にストレスでした。
OCR検索でPDF画像内の文字検索可能
これは前回の記事に書いた通りですが、UpNoteではPDFや画像内の文字の検索ができないため、検索可能な他アプリと使い分けるか、画像内の文字をテキストであらかじめ入力しておく等工夫する必要があります。
20MB以上のファイルの添付
文字通りUpNoteでは20MB以上のファイルの添付ができませんが、Evernoteでは200MB以内のファイルであれば種類を問わずアップロード可能です。
リマインダー、通知
Evernoteではノート自体にリマインダーとして期限を設定したり、アプリの通知機能を利用することができます。
しかしUpNoteではできません。
また地味にリマインダータブは、特定ノートのみを閲覧するタブとして、使っていたのですが、使えないことが不便でした。
代わりとして、UpNoteにはピン留めはありますが、ピン留めのノートを増やすとノート上部がピン留めノートで埋まってしまうため、少数のノートしかピン留めできないのは不便でした。
リンクの表示の編集
タグ周りの機能
タグのネスト化
タグに記号が使えない
リストビューでサイズやタグを一覧で見ること
iPhoneのショートカット、オートメーション、IFTTT利用可
EvernoteはiPhoneのショートカットアプリに対応しており、特定のノートを開くショートカット等が作成可能ですが、UpNoteではできません。
同じくショートカットアプリのオートメーション機能も利用できません。
私は自動で毎朝その日の日記のノート、月初に月次のノート、月曜日に週の予定のノートがタイトル付で作成されるように設定していますが、それがUpNoteではできません。
またIFTTTも対応していないため、Twitterのログを飛ばしたり、Swarmのチェックインを自動記録したりということもできません。
まとめ
UpNoteは軽量でテキストメインであれば非常に優れたメモアプリですが、私のようにEvernoteにがっつり慣れていたり、機能を利用している場合には移行先として適さないケースもあると思います。
参考にしていただければと思います。