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Notionに限界を感じて、Evernoteに戻ってきた件

どうも。お久しぶりです。

今回はスマホのメモアプリや個人情報管理のデータベースアプリの話です。

これまでEvernoteからNotionへの移行をして、Notionでしばらく運用をしてました。

 

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Notionという進化版メモアプリがすごいという噂を聞いたのが、一年前でした。 

re-creation.hatenablog.com

Notionを触ってすぐに感動したことを覚えてます。


有料プランを即契約して、Evernoteからの全面移行をすすめていたんです。

 

でも結局古巣のEvernoteに戻ってきました。今回はその経緯を書きたいと思います。

 

Notionはとても便利

Notionのコンセプトである「Word,Excelやすべてのツールをひとまとめにする」には感動しました。
本当に機能的にまとめられます。簡易的な表が作れるだけじゃなくて、表で計算もできます。ページ内ににブロック単位で様々な機能が配置できるのもよかった。Googleドキュメントからの埋め込みなどもできて、使っているときの満足度も高かったです。

 

整理のモチベーションダウン

Notionは自分のLifeログなどを整理していくのがとても気持ち良かったです。


関連のあるページをリンクさせていくのも楽しい。
しかし、問題はモチベーションがダウンしたときにありました。


毎回レイアウトにこだわりたいわけじゃないんです。
構造化できるのがメリットなんですが、構造化させるのはあくまで手動。


多機能だから、整理の可能性も無限大なんですが、整理するのが実際はめんどくさいんです。


しかもデータが蓄積してくると整理の必要性を感じますが、それも手動なのでめんどくさい。
モチベーションの高いときに「こう整理しよう」「カテゴリ分け見やすくて楽しい」と思って満足するんですが、ダウンしたときには「作業めんどくせー」ってなっちゃうんです。

 

一覧性、検索性の悪さ

Notionの構造化のデメリットとして一覧性の悪さがあります。

Notionでは無制限に階層が作れることがメリットだと感じていました。

しかし、同じカテゴリのページが100枚、1000枚と増えたときに、同じページからのリンクで一覧性の良さをキープすることがなかなか難しい。

そうなると一定の数ごとにまた別のページに分けていくことになります。

ファイルも同じフォルダに100個入れるよりも、20個単位くらいでフォルダに分けた方が管理しやすいですよね。そうなると、どんどん奥の階層にいってしまう情報が出てきます。


そうなると、どこにしまったかわからなくなってしまうことがあります。

わかっていても階層が深くなるとクリックの手間が大変です。


となると、メモを見つけ出すのに有効な手段が「検索」です。
Notionでは検索機能が弱いです。
明らかに入っているワードを拾ってくれないこともありました。

 

Evernoteなら全てのノートを全てのノートを更新順にサムネイル付きで 

Notionがいつまで続くのか問題

Flickrの終焉を通して、「永遠に続くサービスはない」ということを学んだので、アプリを使うときには、そのサービスが終了したときに他のサービスへ移行しやすいかどうかを考えるようになりました。


Notionは現状オンリーワンだからこそ、ずっと続いているうちは良いですがずっと続いてくれるのかという問題があります。


Dropboxのようなサービスはデータを取り出すのが簡単です。
EvernoteもなんとかリッチテキストやWordに出すことはできるかも。たいていコピペでなんとかなります。
しかし、Notionは構造化しているから、とても難しい。
Excelにも取り出しにくい。
そうなるとNotionで整理したものが無駄になる可能性もあります。


データ量が増えるたびに、整理をこだわるたびに少しずつ不安がありました。 

課金を止めれない

Evernoteが良いのは課金をやめても、これまでにアップロードした容量については制約を受けないことですね。
あくまで制限を受けるのは月間アップロード容量。


しかし、Notionは課金を止めたとたん、これまでにアップしたノートの編集ができなくなります。
(実際に課金が切れたときになりました。)
そうなると、ずーっと払い続けないといけないんですよね。
課金をお休みすることができない。

 

結局見えてきたEvernoteのメリット

Evernoteを離れて、Notionを使っていくほど、Evernoteの良さを感じることが増えていったんです。


・3階層までの階層、リンクで疑似構造化可能。
・タグをつけてメモを放り込むだけ。
・一覧性、検索機能が優秀
・課金をやめても使用可能


結局個人用データベースとしてはEvernoteの方が良いじゃん。ってことになってきました。


Notionにない機能として、タグがすごく良いんですよね。
ノートの数が増えてきたときに、タグで絞り込んで閲覧できる。
タグの種類で、カテゴリ、様式、時期など増やしていけば、絞り込める軸が無限なんですよね。
その点Notionの構造化は1軸。
「2019年」の「旅行」で使った「費用」をそれぞれ見ようと思っても、Notionでは一覧を見れないんですよね。
Evernoteはタグを貼っておけば容易です。


EvernoteとNotionの強み、弱みを整理してみました。

 

*Notionも継続するよ。

もちろんNotionにどっぷりハマった身としては、簡単にNotionに見切りをつけられるはずもありません。


無償プランで使い続けます。


タスク管理などの見栄えもNotionのが圧倒的に良いんですよね。


Notionに個人のデータベースとしての不安と限界を感じただけなので、満足度は感じてます。
Notionが徐々に人気もでてきてるのは間違いないし、機能追加のペースも早い。WebClipper機能も充実しました。


Notionには大きな可能性を感じているので、今後もウォッチしながら、新機能を楽しんでいきたいです。


そういえば数年前にOneNoteにも移行しようとして結局戻ってきたことを思い出しました。