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東京都が白熱電球2個とLED電球1個と無償交換で転売ヤーの未来が明るい件

Lights

本日東京都の小池都知事が発表した予算案。NEWS23でその内容を見ましたが、一つひっかかる内容がありました。

 

www.asahi.com

 

LED省エネムーブメント促進事業に予算18億円を投じるそうなのですが、問題はその中身。

 

白熱電球2個を街の電気屋さんに持っていくと、LED電球1個と無償で交換してもらえるとのこと。

 

無償で交換したLED電球の代金は、電気屋さんが東京都へ請求できるそうです。

 

つまりはLED電球という省エネ促進の費用を東京都が負担しますよってことです。

 

 

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理想と現実

東京都の狙い

・消費電力が下がって省エネ思考になる

・もう1個足りない電球は自費で購入してもらえる

 

本来2個必要だったはずだから、もう1個は自費で購入してもらえれば、さらに省エネが推進できる!

らしいですが、果たして本当にそうなるでしょうか。

 

個人的な予想

・全国から大量の白熱電球がオークション等で東京に集められる

・LED電球に交換されて全国へ転売される

・格安の白熱電球がバカ売れして新品のまま交換される

 

100円のモノを1500円のモノと交換できるなんて、錬金術に他なりません。

 

優秀な東京都職員の方がチェックしてるんですよね?

 

 

 

 

白熱電球1個って100円もしないですし、中古であれば正直ゴミのような価格でしょう。

 

それを最低でもLED電球と交換って転売の予感しかしないんですが。

 

 

 

ある意味LED電球の普及ということには間違いなく貢献するでしょう。

 

LED電球の相場を調べてみました。

 

Amazon.comで最も売れている60W相当の電球はアイリスオーヤマ製のLED電球で798円。

高いモノであればパナソニックの100WのLED電球で2700円するものもあります。

一体どの価格帯のLED電球と交換してもらえるのかによって得する額は変わってきますね。

 

対して、白熱電球は2個パックで200円切ってるので、1個あたり100円未満ですね。

 

LED電球の価格を800円と仮定すると、

なんせ新品2個の白熱電球と交換しても600円の利益。

まして使用済みの電球ならほぼ800円の利益。

 

国内メーカー製のLED電球ならばもっと利益の幅は広がって2000円以上の利益があります。

 

ふるさと納税よりも美味しい錬金術の誕生です。

 

その転売ヤーの利益は東京都が最大18億円まで負担してくれるそうですよ!

 

問題点しか見えない

悪用を防げるの?

補助金や政策で最も気を付けないといけないのは悪用です。

何も規制がないならちょっと緩すぎます。

住所を書かせるとか、1家族あたりの個数制限をつけるとかは最低限必要ですよね。

 

本当にエコなの?

でもまだ使えるものを回収して消費電力の少ないものにするのって、本当にエコなんでしょうかね。

 

電球だけじゃなくない?

特定の商品の販売を促進するってのはなんかおかしい気がしてなりません。

省エネの家電なんて他にもたくさんあるじゃないですか。

それに促進された業界も果たして幸せなのかってのもあります。

エコポイントや地デジ需要で販売促進されたテレビ業界がどうなったか。シャープ、東芝がどうなったか。

忘れたんでしょうか?過剰な販売促進は後の売上大幅減を招くってことを忘れてないですか?

 

どういう形で実現するのか楽しみです。

 

東京都民の方は未来が明るそうですね!