僕の会社は給料が少ない。
希望した業種に就けるということで、前職より年収がダウンするにも関わらず、今の会社に転職した。
昇給も少ない。昇格しない限り、年間2000円だ。
リクナビによると中小企業の平均昇給額は3500円とのことなので、半分程度しかない。
基本給が少ないから年収を上げるために残業をしている人が多い。
下手すると残業代で年間100万近く稼いでいる人もいる。
しかし残業代を稼ぐという行為って、疑問に感じ始めた。
基本給が上がらないということは、残業代のベースとなる時給が上がらないということだ。
1年に2000円/月の昇給では、160分の1が時給とすると、時給が12円しか上がっていないということになる。
12円しか上がらないということは、残業の割り増しがついたとしても20円も上がっていない。
つまり、前年にした残業時間と同じ残業をしなければほぼ年収を維持できないのだ。
家庭ができて、家族との時間を持とうとしたり、家事をしようと思って早く帰ろうとすると年収が下がってしまう。
残業がめいっぱいできる若いうちはいい、年を取って、残業が身体に負担になったとしても、年収が減る。
なんてバカらしい。
確かに生産性が上がらないとはこうゆうことを言うのだろう。
残業をすることで、世代の平均年収に近くなっていることで満足している自分がいた。
残業なんて、身体を売る副業で稼いでいるようなものだ。
いつまでもできるものじゃない。
僕は転職を決意した。