世界で認められつつある日本の文化。
それは一つはジャパニメーションとも呼ばれるアニメ、漫画の文化。
世界各地に人気漫画が広がっています。
そして日本の食文化も世界で日本食ブームを起こしています。
その代表はやはり寿司。ヘルシーさと美味しさで世界の人に受け入れられています。
しかし
その二つを組み合わせようとした人が過去にいたでしょうか?
日本でもその二つを組み合わせたお店を見たことはありません。
しかし日本文化の新しい融合をした店がドバイにあったんです。
その名も「マンガスシ」
高級感のある黒いテーブル。モダンな雰囲気のインテリア。そして壁にはアニメ絵。非常にシュールな空間。
そしてお店のおねーちゃんは水色のセーラー服。
カウンターの後ろで三画面で放映しているアニメ。
一番大きい画面では「D-Grayman」(一応ジャンプ漫画ではありますが、結構マニアックでは?)が流れています。
他の二つは昭和っぽい雰囲気でしたが、マイナー過ぎて、わかりませんでした。少なくとも流行ったアニメではなさそうです。
寿司ネタのメニューも
GO NAGAI 永井豪
Majin Boo 魔神ブー
などのメニューがあります。
今回はOTAKUとDRAGON BALLとMAJIN BOOの3種類を注文。
お寿司が到着しました。 さて味の方は?
日本で海老天と寿司というと100円寿司の変わり種的なイメージがありますが、海老天が揚げたてだったせいか、衣のサクサクと酢飯のしっとり具合が意外と合ってました。日本で海老天のお寿司を食べたことがなかったのでとても新鮮でした。天むすとかは食べたことありますが、たいがい衣がべちゃっとしちゃってますからね。
なぜか日本から遠く離れたドバイで海老天と酢飯の相性を初めて知るという皮肉。今度日本の回転寿司でも頼んでみることにします。しかしそれにしてもこの細巻6個で1500円は高いですよ。このお皿だけで4500円。価格的にはなかなか高級なセレブリティ向けのお店ですね。
そして広島風お好み焼き。
しかし、どう見ても焼そばは入ってません。
決して広島風ではないお好み焼きもお味の方は普通に美味しかったです。
最後に和風サラダ。
パッと見、どう和風なのかはわからなかったんですが、一口食べて納得しました。
確かに日本の居酒屋とかに普通にありそうな味です。なんか懐かしさがありました。何が和風なのかはわからないんだけど、なんとなくよく食べている味。
漫画も棚に置いてあって、自由に持ち出して読むことができます。置いてある漫画は、日本語版と英語版が半々な感じです。
周りを見渡すと結構お客さん入ってます。
でも誰もアニメ見てないし、漫画も読んでない。ただアニメ絵の描いてある店内で日本料理を食べているといった感じです。
隣のテーブルで民族衣装を着た女性たちがごはんを食べてたんですが、ガンガン注文してました。結構セレブリティですね。エビの天ぷら5尾で1500円とかなので旅行中とは言え、一般庶民にはお気軽には頼めない金額です…。
味は日本人が行っても普通に美味しいレベルだと思います。カウンターで作っている様子を見ても、現地で適当に作ったレベルではなく、丁寧に清潔に作っていたので、日本人か日本へ来たことのある人が監修か何かしているレベルだと感じました。
フィリピン系のお姉さんがセーラー服を着て接客しているシュールな空間で、日本文化の誤解を生み出しそうなお店です。高級ですが、それなりに美味しいお店です。是非興味のある方はドバイ旅行の際に訪ねてみてはいかがでしょうか。
それでは。